方針
接点の横座標を として の接線を求め,点 を通る条件を2次方程式にする。2根の正値性を確認して を表示し,後半は を の単調な関数とみて積 を最大化する。
解答
(1)
曲線 上の点 における接線はである。これが を通る条件はとなる。判別式は ,2根の和と積は だから,2根は相異なる正数である。小さい根を ,大きい根を とすればである。
(2) とおくと であり,を得る。右辺は とともに増加するので, を最小にするには を最大にすればよい。
曲線上ではである。右辺の導関数 の符号から,最大値は でとる。このときだからである。したがって,求める最小値は ,そのときである。
別解
解法2(根の比と対称式から最小化する)
方針
接線を と書いて の和と積だけを求める。 とおくと が だけで表されるため,根号を直接微分せずに比の最小化を積 の最大化へ帰着できる。
解答
(1)
曲線 上の点 における接線と,それが を通る条件はである。判別式は ,2根の和と積は なので,2根は相異なる正数である。小さい方を ,大きい方を とすればである。
(2)
とおく。解と係数の関係からだからを得る。 では左辺は単調増加なので, の最小化は の最大化に等しい。
曲線上ではであり,導関数 の符号から,最大は のときである。したがってとなる。 を満たす根は である。よって最小値は ,そのときである。
総評
難度6、計算量5。想定時間は20分程度。接線条件を接点の2次方程式へ変換し, から相異なる2接点が存在することを確認する。(1)では2根が正であること,(2)では曲線上の範囲 を落とさないことが重要である。根号表示を使う方法と根の比 の対称式を使う方法は,どちらも の最大値 に帰着する。