方針
上の点をそれぞれ1つの媒介変数で表し,それらと が一直線上にある条件を成分で解く。実際には比例定数が となり, が の中点になる。交点が出たら を の2次式にして平方完成し,最小値を求める。
解答
(1) 上の点を とおく。また 上の点を とおく。求める直線 は ,, を通るので, と が平行である。
そこで とおく。成分で書くと である。第2成分と第3成分から を得る。両式を引くと である。したがって である。これを第1成分に代入すると となり すなわち を得る。
よって であり, である。方向ベクトルを3倍して,求める直線は と表せる。ただし は実数である。
(2)
(1) で求めた通り である。また である。したがってであり,である。よって最小は のときで, である。したがって である。
別解
解法2
方針
を媒介表示し、線分 が 軸と交わる点を内分表示する。 の2条件の差から内分比が1対1と分かるため、 は常に の中点である。この構造から交点と最短距離を求める。
解答
をとおく。線分 上の点を と表す。この点が 軸上にあるためには、 成分がともに0でなければならない。両成分の差を取るとだから である。したがって は の中点である。
(1) さらに より 、したがって である。 よりなので を得る。よってであり、直線 はである。
(2) は中点だから である。またしたがって のときである。
総評
難易度は7,計算量は6程度である。想定時間は22分から30分程度。直線同士の交点を媒介変数で置き,3点が一直線上にある条件を比例で処理するのが最も安定する。第2成分と第3成分から比例定数が と出るため, が中点になる構造を見落とさないと計算が短くなる。(2) は ではなく を平方完成する。符号つきの媒介変数 を落とすと交点座標が崩れるので注意する。