方針
(1) は と の内積で角を求める。 の符号で の向きが反転するため、角も2通りに分かれる。(2) は点から直線への距離を、 から 方向の成分を引いた長さで求める。平方のまま計算し、距離の条件を二次方程式にする。
解答
(1) であり、 である。したがってである。また である。なす角を とすると である。
よってであるから、である。
(2) である。直線 の方向ベクトルは である。点 から直線 への距離の2乗は、 から 方向の成分を除いた部分の長さの2乗だからである。
まずである。またであり、 である。したがって距離の2乗はとなる。
この距離が であるから である。整理して すなわち である。よって である。
垂足を とおき、 を使う
別解
解法2
方針
(1) 内積を計算し、 の符号による向きの反転を場合分けする。(2) 垂足を とおき、 から を決める。得た を指定値 と等置する。
解答
(1) 内積と長さはよって、なす角を とすればしたがってである。
(2) 垂足をとおく。 であり、だから、 よりしたがってこれが に等しいのですなわちよってである。
総評
空間ベクトルの内積と点から直線への距離を扱う問題。目安時間は22分。(1) は の符号で の向きが変わるため、角を1つに決めてしまわないこと。(2) は距離を平方のまま処理すると根号を避けられる。方向成分を引く式を使う場合、 の計算が得点の中心になる。 2つの解法と解説図を相互に照合し、境界値・必要十分性・符号も確認した。