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東北大学 1988年度 前期日程 第2次学力試験理系数学 第1問

平面上に点 O を中心とする半径5の円がある。その周上に4点 A,B,C,D がこの順序にあり、OA=ODが成り立つ。線分 ACBD の交点を P とし、APB=θ とする。線分 AB,DC の長さをそれぞれ4、5として、次の値を求めよ。

(1) OAAB

(2) cosθ

(3) ABDC

難易度7/ 10計算量6/ 10目安35

ベクトル図形と方程式 内積の利用円の性質三角比の利用

方針

AB,DC に対応する中心角を求める。(1) は弦長から内積を直接出し、(2) は交わる弦が作る角、(3) は端点の位置ベクトルを展開する。

解答

AB に対応する中心角をAOB=αとする。半径が5、AB=4 だからsinα2=25,cosα2=215.よってcosα=1725,sinα=42125.また DC=5 だからDOC=π3.(1)OAAB=OA(OBOA)=25cosα25=8.(2)
円内で交わる2弦が作る角よりθ=12(α+π3)=α2+π6.したがってcosθ=215322512=37210.(3)
A,B,C,D の順序と OD=OA からBOC=2π3α.よってOBOC=25cos(2π3α)=172+67.またOAOB=17,OAOC=252.したがってABDC=(OBOA)(OC+OA)=674.

別解

解法2:座標を置いて弦ベクトルを計算する

方針

A=(5,0),D=(5,0) と置く。弦長から B,C の座標を決め、内積と2直線のなす角を成分計算する。

解答

O=(0,0),A=(5,0),D=(5,0)と置く。AB=4 と半径5からB=(175,4215).DC=5 かつ C は上半円側にあるのでC=(52,532).(1)OA=(5,0),AB=(85,4215)よりOAAB=8.(2)
P から A,B へ向かう方向としてCA=(152,532),DB=(425,4215)を用いてよい。その長さと内積はCA=53,DB=221,CADB=6367.したがってcosθ=6367(53)(221)=37210.(3)DC=(52,532)だからABDC=8552+4215532=674.

総評

難度7、計算量6。弦長・中心角・内積を往復する問題で、想定時間は35分程度。中心角による幾何的解法と座標による直接計算で3つの値を照合した。点の円周上の順序が C の位置と角の符号を決める。

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出典: 東北大学 1988年度 前期 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。