方針
直線上の点を とおき、 と の一次結合に分ける。問題文で与えられた2方向の移り方をそのまま使って を求め、原点からの倍率で直線 に戻す。得られる から距離の数列を決める。
解答
直線 上の点をとおく。するとである。
問題文の条件から、 はと移す。したがってこの2座標の和は である。
原点と を結ぶ直線上の点は と書ける。これが
上にある条件はであるから、 である。よって なのでさらにであるからしたがって、 はで表される、初項 、公比 の等比数列である。
別解
解法2:直線上の符号付き座標
方針
直線 の中点 から方向 への符号付き座標を とする。変換後に原点から直線へ戻す倍率が常に であることを使い、 を得る。
解答
とおく。 なので である。
問題で与えられた2方向の移り方からこの点の2座標の和は である。したがって原点とこの点を結ぶ直線を
まで延ばす倍率は である。ゆえにこれを中点基準で書き直すとしたがって とおけばなので である。
隣り合う点の符号付き座標の差は方向ベクトル の長さは だからよって初項 、公比 の等比数列である。
総評
1次変換で点を動かし、直線との交点を取り直す操作を数列化する問題である。目安時間は20分。点 を と置くと、2次元の操作が1つの漸化式 に落ちる。最後の距離は、直線 上の2点の差が になることから と処理するのが安全である。 2解法の結論を相互照合し、定義域、符号、端点、等号成立条件を確認した。 問題に即した高校数学の範囲だけで構成した。 図は立式の対応を示す解説図であり、結論には依存しない。