方針
(i)は積が0になる条件を「少なくとも1回は2個のさいころが同じ目」と読み、余事象で数える。(ii)は1回の試行で出る和の分布を先に作り、3回の和の積が になる組だけを列挙する。順序つきの3回の試行なので、並べ替えの数も掛ける。
解答
(i)
1回の試行で となるのは、2つのさいころの目が等しいときである。その場合は の6通りで、全体36通りのうち6通りだから、確率は である。
求める条件 は、3回のうち少なくとも1回で となることである。余事象は3回とも であり、その確率は である。よって求める確率は である。
(ii)
1回の試行で和 が取り得る値は から までである。積が100になるために必要な和の組は より、順序を除けば だけである。
2個のさいころの和が となる場合の数は、それぞれ である。したがって、和の組が の並べ替えになる場合の数は である。また、和の組が の並べ替えになる場合の数は である。よって有利な場合の数は である。
3回の試行全体の場合の数は 通りだから、求める確率は である。
別解
解法2
方針
1回の試行における「同じ目」と「2個の和」の確率分布を先に作り、3回を独立な積として扱う。(ii)では積100を作る和の多重集合だけを列挙し、多項分布の係数を掛ける。
解答
(i)
1回で2個の目が等しい確率は 、異なる確率は である。3回は独立なので、少なくとも1回等しい確率は(ii)
2個のさいころの和 について必要な部分だけを書くとである。各 は2以上12以下であり、を満たす多重集合はの2つだけである。
前者は6通りに並べられるので通り、後者は5の位置以外、すなわち4の位置を3通りに選べるので通りである。全事象は 通りだから
総評
難度4、計算量3。積が0の確率は余事象が短い。積100では和の候補を素因数から絞り、 の並べ替えが3通りであることに注意する。 2解法の最終値を照合し、境界条件・符号・定義域も確認した。