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東北大学 1997年度 前期日程 第2次学力試験 確率・指数・対数文系数学 第4問a

1個のサイコロをn回投げて,5以上の目が少なくとも1回出る確率を0.9995以上にするためのnの最小値を求めよ.
ただし,log102=0.3010log103=0.4771とする.

難易度4/ 10計算量3/ 10目安10

確率指数・対数 余事象、計算整理、範囲評価

方針

「少なくとも1回」を余事象で表す。1回で5以上が出ない確率は23なので、(23)n12000を満たす最小のnを、与えられた常用対数を使って決める。

解答

1回の試行で5以上の目が出ない確率は 46=23 である。したがって、n回投げても5以上の目が1回も出ない確率は (23)n である。

条件は 1(23)n0.9995 であり、これは (23)n0.0005=12000 と同値である。逆数をとって (32)n2000 とし、常用対数をとると nlog1032log102000 である。

与えられた値から log1032=0.47710.3010=0.1761 また log102000=log10(2103)=0.3010+3=3.3010 である。よって n3.30100.1761 である。ここで 0.176118=3.1698<3.3010,0.176119=3.3459>3.3010 だから、条件を満たす最小の整数は 19 である。

別解

解法2

方針

終了しない余事象の確率を (2/3)n とし、常用対数で n の境界を求める。18回と19回を対数値で直接比較して最小性まで確認する。

解答

1回で5以上が出ない確率は 2/3 だから、少なくとも1回出る確率は1(23)n.条件は(23)n12000nlog1032log102000.与えられた値からlog1032=0.1761,log102000=3.3010.さらに180.1761=3.1698<3.3010<3.3459=190.1761.したがって18回では不足し、19回で初めて条件を満たす。答えはn=19.

総評

難度4、計算量3。目安時間は10分。余事象に直すと単純な指数不等式になる。(2/3)n1/2000から(3/2)n2000へ直して対数を取ると、不等号の向きを誤りにくい。最後は18では足りず19で初めて条件を満たすことを数値で確認する。

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出典: 東北大学 1997年度 前期 文系 第4問。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。