方針
(1) は袋 に入る白玉数と赤玉数を決めれば袋 も決まるので,空袋の場合だけを除く。(2) はまず二つのタンスを区別して12個の引き出しから白3か所,赤4か所を選ぶ。その後,二つのタンスを入れ替える同一視で2で割れるかを確認する。玉数が7個で奇数なので,入れ替えで自分自身に戻る配置はない。
解答
(1)
袋Aに入る白玉の個数は0から3まで、赤玉の個数は0から4まで選べるので、空袋を許せば 通りである。全部をA、または全部をBに入れる2通りを除くから 通りである。
(2)
2つのタンスを一度区別すると、12段のうち白玉を入れる3段、赤玉を入れる4段を選ぶので 通りである。玉の総数は7個で奇数だから、2つのタンスを入れ替えても同じ配置のままになることはない。よって 通りである。
(2) で2で割れる理由を補足する。二つのタンスを区別した状態で数えると,配置は 通りである。ここで二つのタンスを入れ替えて同じと見るが,もし入れ替えて同じ配置になるなら,二つのタンスに入っている玉の総数が等しくなければならない。しかし玉は合計7個で奇数なので,二つのタンスに同じ個数ずつ入ることはない。したがってすべての配置が2個ずつ組になる。よって である。
別解
解法2
方針
(1) は袋Aに入る色別個数で数える。(2)は先に7個の使用段を選び、そのうち3段を白とする。タンス交換に固定される配置がないことを確認して2で割る。
解答
(1)
袋 に入る白玉数は4通り、赤玉数は5通りなので、空袋を許せば通りである。全部を または全部を に入れる2通りを除き、通りである。
(2)
二つのタンスをいったん区別する。12個の引き出しから玉を入れる7段を選び、その7段から白玉を入れる3段を選べば、残り4段は赤玉である。よって通りである。
タンスを交換して同じ配置に戻るなら、両方のタンスに入る玉数が等しくなければならない。しかし玉は7個で奇数だから固定配置はない。したがってすべてが2個ずつの組になり、通りである。
総評
区別の有無を慎重に扱う場合の数である。所要時間は10分程度。(1) は袋が区別されるので単純な個数分配でよい。(2) は引き出しの段は区別できるがタンス本体は区別しないため,一度区別して数えてから同一視するのが安全である。2で割る際に固定される配置がない理由を,玉の総数が奇数であることから説明したい。