方針
(1) は 人を2人組に分ける数を、順に相手を選ぶ方法で数えて重複を割る。(2)は1日目と同じ試合を1つ選び、残り 人について1日目とすべて違う組み合わせ表を作る。(3)は8人の場合の全組み合わせ105通りに対し、1日目と同じ試合の個数で分類して、重複なしの個数 を求める。
解答
(1) 人を2人ずつの組に分ける。まず全員を一列に並べ、先頭から2人ずつ組にすると考えると 通りある。
ただし、各組の中で2人の順序を入れ替えても同じであり、さらに 個の組の順序を入れ替えても同じ組み合わせ表である。したがって総数は である。
(2)
1日目と同じ試合がちょうど1つだけあるとする。その試合の選び方は 通りである。
その1試合に出る2人を除くと、残りは 人、すなわち 人である。この残りの人たちについて、1日目と同じ対戦相手が誰もいない組み合わせ表を作ればよい。その数は定義より 通りである。
したがって求める数は である。
(3)
8人、すなわち のとき、全組み合わせ表の数は である。
1日目の4試合を固定しておく。2日目に1日目と同じ試合が全くない組み合わせ表の数を とする。同じ試合の個数で分類する。
まず、同じ試合がちょうど1つある組み合わせ表は、(2)より 通りである。ここで を求めると、6人の全組み合わせは15通りであり、同じ試合がちょうど1つあるものは 通り、3試合すべて同じものが1通りである。 だから である。
同じ試合がちょうど2つある場合は、その2試合を選んだ後、残り4人について1日目と違う組み合わせを作るので 通りである。同じ試合がちょうど3つということは起こらない。なぜなら3試合が同じなら、残り2人も自動的に1日目と同じ相手になるからである。4試合すべて同じものは1通りである。
したがって より である。
よって求める確率は である。
別解
解法2(包除原理)
方針
組分け総数は最小番号の相手を順に選ぶ再帰で数える。
後半は1日目の各試合を「そのまま残す事象」とし、
包除原理で一致試合が0本の組み合わせを直接数える。
解答
(1)
最小番号の選手の相手は 通りで、残りを同様に組ませる。
したがって総数は(2)
1日目と同じまま残す試合を 試合から1つ選ぶ。
残る 人は、1日目のどの試合も残さないように組ませるので通りである。
(3)
1日目の4試合のうち指定した 試合を残す組み合わせは通りである。包除原理より全組み合わせは105通りだから、求める確率は
総評
難度6、計算量5。組み合わせ表は「完全な2人組分け」なので、まず全体数 を確実に出すこと。(3)では1日目と同じ試合の個数で分類すると包除を使わずに整理できる。特に「3試合同じ」は残りも同じになり、ちょうど3つは存在しない点が落とし穴である。目安は18分程度。 2つの解法は標準的な答案手順と、構造を使って検算できる別経路に分けた。等号条件、範囲、必要性と十分性を明示し、積分・総和・極限および主要な分数は読みやすい表示形式に統一した。