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東北大学 1999年度 前期日程 第2次学力試験理系数学 第4問

T,O,H,O,K,U,A,O,B,Aの10文字をでたらめに一列に並べる.

(1) どの二つのOも隣り合わない確率を求めよ.
(2) どこかで同じ文字が隣り合う確率を求めよ.

難易度5/ 10計算量5/ 10目安14

場合の数確率 数え上げ、余事象、包除原理

方針

全体は重複文字を含む順列として数える。(1)はまず O 以外の7文字を並べ、その前後と間の8つのすき間から3つを選んで O を1つずつ入れる。(2)で同じ文字が隣り合う可能性があるのは OA だけなので、余事象「OA も隣り合わない」を数える。(1)で数えた「O が隣り合わない」並べ方から、さらに AA が隣り合っているものを除くと整理しやすい。

解答

10文字のうち、O は3個、A は2個あり、その他の5文字はすべて異なる。したがって全体の場合の数は 10!3!2!=302400 である。

(1)
まず O 以外の7文字 T,H,K,U,A,B,A を並べる。A が2個あるので、その並べ方は 7!2! 通りである。

この7文字を並べたあと、文字の前後と間には合計8か所のすき間がある。どの2つの O も隣り合わないためには、この8か所から3か所を選び、それぞれに O を1つずつ入れればよい。よって条件を満たす並べ方は 7!2!8C3 通りである。したがって求める確率は7!2!8C310!3!2!=715である。

(2)
同じ文字が隣り合う可能性があるのは、3個ある O と2個ある A だけである。そこで余事象、すなわち「どの2つの O も隣り合わず、かつ2つの A も隣り合わない」並べ方を数える。

(1) より、どの2つの O も隣り合わない並べ方は 7!2!8C3=141120 通りである。この中から、A が隣り合っているものを除く。 AA を1つのかたまりと見なすと、O 以外の文字は AA,T,H,K,U,B の6個になる。これらの並べ方は 6! 通りであり、その前後と間の7つのすき間から3つを選んで O を入れれば、O は隣り合わない。したがって、O は隣り合わないが A が隣り合う並べ方は 6!7C3=25200 通りである。

よって余事象の場合の数は 14112025200=115920 である。したがって求める確率は 1115920302400=3760 である。

別解

解法2

方針

(2) を同じ文字が隣り合う事象の和として、包含排除で直接数える。

解答

全順列数は10!3!2!=302400.(1)

O 以外の7文字を並べる方法は 7!/2! 通り。その8個のすき間から3個を選ぶので7!2!8C3=141120.よって確率は141120302400=715.(2)

EOO がどこかで隣り合う事象、EA を2個の A が隣り合う事象とする。EO=302400141120=161280.AA を1個の文字とみなせばEA=9!3!=60480.AA が隣り合い、かつ O が隣り合わない並べ方は6!7C3=25200だからEOEA=6048025200=35280.したがってEOEA302400=161280+6048035280302400=3760.

総評

重複順列と余事象を組み合わせる確率問題である。目安時間は14分程度。(1)はすき間法の典型で、O 以外の7文字に A が重複している点だけ注意する。(2)では「同じ文字」は O だけでなく A も含む。直接数えるより、OA も隣り合わない並べ方を引く方が安全であり、AA を1つのかたまりとして除く流れが明快である。

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出典: 東北大学 1999年度 前期 理系 第4問。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。