方針
を原点に置き、, とおく。条件から , , が使える。内分点 を で表し、(1)は を計算する。(2)は と仮定すると が無理数になることを示し、正の整数比とは両立しないと結論する。
解答
(1) を原点とし、 とおく。条件よりである。 とおく。点 は辺 を に内分するので である。同様に、点 は辺 を に、点 は辺 を に内分するからである。
したがってである。内積を計算するとよって となる条件は である。 は正なので、求める比は である。
(2)
同じ表示を用いるとである。したがってもし と が垂直なら である。 なので とおくと である。よって である。正の比なので でなければならない。
しかし が正の整数なら は有理数である。一方、 は無理数である。したがって、どのような正の整数 に対しても と は垂直でない。
3辺の内分点
別解
解法2
方針
と具体的に座標を置く。3つの内分点を座標表示すれば、(1),(2)はいずれも内積が0になる条件を二次式として直接読める。
解答
座標をと置き、 とする。内分公式より(1)したがってこれが0になる正の比はである。
(2) だから垂直だと仮定するとしたがって正の比はでなければならない。しかし左辺は が正の整数なら有理数、右辺は無理数である。よってそのような正の整数 は存在しない。
総評
難度6、計算量5。目安時間は20〜25分。内分点の向きを正しく読むことが最初の山である。 は 、 は 、 は になる。以後は , , を使った内積計算で処理できる。(2)は「整数でない」ではなく「整数比なら有理数だが、必要な比が無理数」と論じると明確である。