方針
絶対値の中身の符号が変わる点は と である。 なので,,, の3区間に分けて絶対値を外し,それぞれで直線 との交点を求める。各候補がその区間条件を本当に満たすかを調べ,境界で同じ点を重複して数えないように整理する。
解答
であるから, と を境に場合分けする。
まず のとき, である。これが と交わるには であればよいので である。この点が に入る条件は すなわち である。
次に のとき, である。したがって交点候補は である。これが に入る条件は である。左の不等式から ,右の不等式から を得るので のとき有効である。
最後に のとき, である。これが に等しいので より である。 では なので,これは常に有効である。
以上をまとめると, のときは第2区間の候補と第3区間の候補が同じ になり,交点は の1個である。 のときは の2個である。 のときは の2個である。
図は の例。折れ点 で式を分け、各交点が対応区間に入るかを確認する。
総評
難度は10段階中3、計算量は10段階中3。試験場での目安は12分で、絶対値の基本的な場合分けを正確に行う問題である。採点点は、境界を , として3区間に分けること、各区間で得た交点候補が区間条件を満たすか確認すること、 で重複する点を1個と数えることにある。計算は軽いが, の境界処理を雑にすると個数を誤りやすい。