方針
辺 上の点を から へ向かうパラメータ で表し, と置く。,, に対応する をそれぞれ求めれば,(2)の順序条件は単に という不等式になる。 は垂足なので, を内積で表して を求める。
解答
(1) とする。
まず は の中点であるから である。
次に は の二等分線と の交点である。角の二等分線の性質より である。したがって は を に内分する点なので である。
最後に を求める。 は 上にあるからとおける。 は から へ下ろした垂線の足なので である。ここでであるから であり, である。よって となり である。したがってすなわちである。
(2)
三角形がつぶれないためには,, より である。この範囲では である。 上のパラメータ で見ると, に対応する値は順に である。したがって,この順に並び,どの2点も一致しない条件は である。
分母は正なので,左の不等式から すなわち であり, を得る。右の不等式から であり, を得る。
もともとの三角形の条件 と合わせると,求める範囲は である。
辺 を と表すと、順序条件は の大小関係になる。
総評
難度は10段階中5、計算量は10段階中5。試験場での目安は22分で、辺上の点を1つのパラメータで整理できるかが要点である。採点点は、角の二等分線から を用いること、垂足 を内積条件で求めること、点の順序を の大小に翻訳することにある。 は三角形の範囲で正なので,不等式を解く前に確認しておくと符号ミスを避けられる。