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東北大学 2011年度 前期日程 第2次学力試験文系数学 第2問

三角形OABの辺AB1:2に内分する点をCとする。
動点DOD=xOA (x1)を満たすとし,
直線CDと直線OBの交点をEとする。

(1) 実数yOE=yOBで定めるとき,
次の等式が成り立つことを示せ。2x+1y=3(2) 三角形OABの面積をS,三角形ODEの面積をTとするとき,
STの最大値と,そのときのxを求めよ。

難易度4/ 10計算量4/ 10目安16

ベクトル図形と方程式 ベクトル成分計算、面積比、微分による最大最小

方針

OA,OB を基底として、C,D,E の位置ベクトルを係数で表す。C,D,E が一直線上にあることを、CD,E の一次結合で表せることに直し、OAOB の係数を比較して関係式を得る。(2) では、DE がそれぞれ OA,OB 上の倍率 x,y にあることから、面積比 T/S=xy を使う。(1) の関係式から y を消去し、x1 で1変数関数を最大化する。

解答

(1) OA=aOB=b とおく。点 C は辺 AB1:2 に内分するので OC=2a+b3 である。また、条件より OD=xa,OE=yb である。

C,D,E は一直線上にあるから、ある実数 λ を用いてOC=λOD+(1λ)OEと書ける。これに上の表示を代入すると 2a+b3=λxa+(1λ)yb である。O,A,B は三角形をつくるので a,b は平行でなく、係数を比較できる。したがって λx=23,(1λ)y=13 である。ここから λ=23x,1λ=13y を得る。両式を加えると λ+(1λ)=1 だから 23x+13y=1 すなわち 2x+1y=3 である。

(2)
三角形 ODE は、三角形 OABOA 方向を x 倍、OB 方向を y 倍した三角形である。よって面積について T=xyS が成り立つ。したがって ST=1xy である。

(1) より 1y=32x=3x2x であるから y=x3x2 である。ここで x1 なので 3x2>0 であり、y>0 も確認できる。したがって ST=1xx/(3x2)=3x2x2 となる。 f(x)=3x2x2 とおくと f(x)=3x22x(3x2)x4=3x+4x3 である。x1 では分母は正なので、f(x)>01x<4/3f(x)<0x>4/3 である。よって最大は x=43 で生じ、その値は f(43)=4216/9=98 である。したがって ST の最大値は 98、そのとき x=43 である。

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x=4/3 の場合の位置関係を描くと、D は辺 OA の延長上、E は辺 OB 上にある。

総評

ベクトルの係数比較と面積倍率をつなげる標準問題である。目安時間は16分。採点上は、C の内分公式を (2a+b)/3 と正しく置くこと、一直線条件で係数比較に持ち込むこと、T=xyS の理由を一言添えることが重要になる。y=x/(3x2) を出したあと、x1y>0 であることを確認しておくと、面積比に絶対値を付ける必要がないと分かる。微分では端点 x=1 と無限遠でなく、増減表から x=4/3 が最大点であることを明確に示したい。

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出典: 東北大学 2011年度 前期 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。