方針
を基底として、 の位置ベクトルを係数で表す。 が一直線上にあることを、 が の一次結合で表せることに直し、 と の係数を比較して関係式を得る。(2) では、 と がそれぞれ 上の倍率 にあることから、面積比 を使う。(1) の関係式から を消去し、 で1変数関数を最大化する。
解答
(1) 、 とおく。点 は辺 を に内分するので である。また、条件より である。
点 は一直線上にあるから、ある実数 を用いてと書ける。これに上の表示を代入すると である。 は三角形をつくるので は平行でなく、係数を比較できる。したがって である。ここから を得る。両式を加えると だから すなわち である。
(2)
三角形 は、三角形 の 方向を 倍、 方向を 倍した三角形である。よって面積について が成り立つ。したがって である。
(1) より であるから である。ここで なので であり、 も確認できる。したがって となる。 とおくと である。 では分母は正なので、 は 、 は である。よって最大は で生じ、その値は である。したがって である。
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の場合の位置関係を描くと、 は辺 の延長上、 は辺 上にある。
総評
ベクトルの係数比較と面積倍率をつなげる標準問題である。目安時間は16分。採点上は、 の内分公式を と正しく置くこと、一直線条件で係数比較に持ち込むこと、 の理由を一言添えることが重要になる。 を出したあと、 で であることを確認しておくと、面積比に絶対値を付ける必要がないと分かる。微分では端点 と無限遠でなく、増減表から が最大点であることを明確に示したい。