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東北大学 2012年度 前期日程 第2次学力試験文系数学 第4問

平面上のベクトルaba=b=1,ab=12を満たすとする。
ただし,記号ab
ベクトルabの内積を表す。
以下の問いに答えよ。

(1) 実数pqに対して,
c=pa+qbとおく。
このとき,次の条件c=1,ac=0,p>0を満たす実数pqを求めよ。

(2) 平面上のベクトルx1ax1,1bx2を満たすとき,xのとりうる値の範囲を求めよ。

難易度6/ 10計算量5/ 10目安28

ベクトル方程式・不等式 内積の利用、範囲評価、微分による最大最小

方針

(1)c=pa+qb を内積条件に代入し、ac=0 から q=2p を得て、長さ条件で p,q を決める。(2)は u=axv=bx と置き、x2u,v で表す。長方形 1u1,1v2 上で二次式 u2+uv+v2 の最小・最大を調べる。

解答

(1) c=pa+qb とする。a=b=1ab=1/2 より ac=paa+qab=pq2 である。条件 ac=0 から q=2p を得る。

また c2=(pa+qb)(pa+qb)=p2+q2pq である。q=2p を代入すると c2=p2+4p22p2=3p2 である。c=1p>0 より p=13,q=23 である。したがって p=13,q=23 である。

(2) u=ax,v=bx とおく。a,b は平行でないので、x=ra+sb と表せる。このとき u=rs2,v=r2+s である。これを解くと r=43u+23v,s=23u+43v である。

したがって x2=r2+s2rs に代入して x2=43(u2+uv+v2) を得る。条件は 1u1,1v2 である。 v を固定すると、u2+uv+v2=(u+v2)2+34v2 である。1v2 では v/2[1,1] に入るので、固定した v に対する最小は u=v/2 のときである。このとき値は 3v2/4 であり、1v2 で最小となるのは v=1 のときである。よって xmin2=4334=1 である。

最大値は凸な二次式の長方形上の最大なので、頂点で調べればよい。4頂点で u2+uv+v2=1,3,3,7 となり、最大は (u,v)=(1,2) のときの7である。したがって xmax2=437=283 である。以上より 1x2213 である。(u,v)=(ax,bx) 平面では、許される範囲は長方形になる。

総評

難度6、目安28分。u=ax, v=bx と置けば、長さの範囲は長方形上の二次式の最大最小になる。最小では u=v/2 が許容範囲に入ること、最大では4頂点を比較することを確認する。

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出典: 東北大学 2012年度 前期 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。