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東北大学 2013年度 前期日程 第2次学力試験文系数学 第1問

aを実数とする。以下の問いに答えよ。

(1) 2次方程式x22(a+1)x+3a=0が,
1x3の範囲に2つの異なる実数解をもつようなaの値の範囲を求めよ。

(2) aが(1)で求めた範囲を動くとき,
放物線y=x22(a+1)x+3aの頂点のy座標が取りうる値の範囲を求めよ。

難易度4/ 10計算量4/ 10目安16

方程式・不等式関数 判別式、範囲評価、微分による最大最小

方針

方程式の左辺を f(x) と見て、下に凸の放物線が区間 [1,3] 内で2回 x 軸と交わる条件を作る。軸が区間内にあること、両端で f(x)0 となること、頂点が x 軸より下にあることを確認する。(2) は頂点の y 座標を a の二次式にして、(1) の範囲上で最大・最小を調べる。

解答

(1) f(x)=x22(a+1)x+3a とおく。この放物線は下に凸で、軸は x=a+1 である。2つの異なる実数解がともに [1,3] に入るには、軸が区間内にあり、区間の両端で f(x)0 となればよい。実際、このとき頂点は区間内にあり、頂点の y 座標 f(a+1)=3a(a+1)2=a2+a1 は判別式 14<0 をもつ二次式なので、すべての a で負である。したがって2つの異なる交点が生じる。

条件を順に書くと、軸について 1a+13 より 2a2 である。また f(1)=1+2(a+1)+3a=5a+3 だから 5a+30,すなわちa35 である。さらに f(3)=96(a+1)+3a=33a より a1 である。これらを合わせて 35a1 を得る。端点の場合は一方の解が 1 または 3 になるだけで、もう一方の解とは異なるので含めてよい。

(2)
頂点の y 座標は Y=3a(a+1)2=a2+a1 である。(1) より 35a1 である。Y は上に凸の二次関数で、軸は a=12 である。これは区間内にあるので、最大値は Y(12)=14+121=34 である。

最小値は端点で比較する。Y(35)=925351=4925,Y(1)=1であるから、最小値は 49/25 である。したがって取りうる値の範囲は 4925Y34 である。

総評

難度4、目安時間16分。区間内に2解をもつ条件を、軸と端点の符号で整理する典型問題である。採点上は、頂点が常に x 軸より下にあることを確認して「異なる2解」が本当に生じると説明する部分が効く。ありがちなミスは、端点に解をもつ場合を除外してしまうこと、また (2) で a=1 側だけを見て最小値を取り違えることである。

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出典: 東北大学 2013年度 前期 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。