方針
垂線の足 H は面 OAB 上にあるので、OH=xa+yb とおく。CH が面 OAB に垂直であることを、a と b の両方との内積が 0 である条件に直す。高さ CH は OC2=OH2+CH2 から求め、体積は底面 △OAB と高さで計算する。
解答
(1) OH は面 OAB 上のベクトルであるから、OH=xa+yb とおける。与えられた角度からa⋅b=cos60∘=21,b⋅c=c⋅a=cos45∘=22である。 CH が面 OAB に垂直であることは、(c−OH)⋅a=0,(c−OH)⋅b=0と表せる。したがって 22−x−21y=0,22−21x−y=0 である。両式を解くと x=y=32 を得る。よってOH=32a+32bである。
(2) OH2 を内積で計算すると、OH2=32a+32b2=92+92+2⋅92⋅21=32である。CH⊥OH であり OC=1 だから、直角三角形 OCH において CH2=OC2−OH2=1−32=31 である。したがって CH=33 である。
(3)
底面 △OAB の面積は21⋅OA⋅OB⋅sin60∘=21⋅1⋅1⋅23=43である。高さは (2) の CH なので、四面体 OABC の体積は 31⋅43⋅33=121 である。
総評
難度5、目安時間18分。面への垂線を扱う標準的な空間ベクトル問題で、採点の中心は H を xa+yb と置き、垂直条件を2本の内積方程式にする部分である。OH2 の計算では a⋅b=1/2 の交差項を落としやすい。最後は底面積と高さを分けて、四面体の係数 1/3 を忘れずに付ける。
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出典: 東北大学 2013年度 前期 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。