方針
三角形 の平面方程式と法線ベクトル、重心 、中点 を先に求める。(1)は が法線ベクトルと平行になる条件を成分比較する。(2)は を 、 を中心に平方完成し、高校数学の2次式の非負性だけで最小値と等号条件を得る。
解答
三角形 を含む平面を求める。点 を通るので、切片形から である。したがって であり、法線ベクトルは である。
また、三角形 の重心は である。線分 の中点 はである。
(1)
直線 が平面 と垂直であるためには、方向ベクトル が法線ベクトル と平行であればよい。したがって、ある実数 を用いて と書ける。
成分を比較すると である。前2式から である。また を第3式へ代入して を得る。 より であり だから である。したがって である。よって である。
(2)
距離の2乗をとおく。、 とおくとである。したがってであり、等号が成り立つのは かつ 、すなわち のときに限る。
よって 、 のときとなる。したがって、長さの最小値は 、そのとき である。
総評
難度5、計算量5。目安時間は22分。平面の法線ベクトルと、点の中点・重心を正確に出せれば標準的に進む。(1) は の方向ベクトルが と平行になる条件を成分比較するだけでよい。(2) は距離そのものではなく を最小化する。2変数2次式を平方完成すれば高校数学の範囲で処理できるが、計算途中で を間違えると全てずれる。最小点を代入し、長さまで平方根を取って答える。 別解監査では、法線方向への正射影として距離を捉える方法もあるが、平方完成が最小点と等号条件を最も直接に示すため、独立解法は追加していない。