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東北大学 2014年度 後期日程 第2次学力試験文系(後期)数学 第2問

abを実数とし,空間に5点A(6,0,0),B(0,6,0),C(0,0,3),P(2a,0,1+2a),Q(0,2b,14b)をとる。線分PQの中点をM,三角形ABCの重心をGとする。

(1) 三角形ABCを含む平面と直線MGが垂直となるようなabの値を求めよ。

(2) 線分MGの長さの最小値と,そのときのabの値を求めよ。

難易度5/ 10計算量5/ 10目安22

ベクトル図形と方程式 座標設定ベクトル成分計算微分による最大最小

方針

三角形 ABC の平面方程式と法線ベクトル、重心 G、中点 M を先に求める。(1)は GM が法線ベクトルと平行になる条件を成分比較する。(2)は MG2a=5/2b=1 を中心に平方完成し、高校数学の2次式の非負性だけで最小値と等号条件を得る。

解答

三角形 ABC を含む平面を求める。点 A(6,0,0),B(0,6,0),C(0,0,3) を通るので、切片形から x6+y6+z3=1 である。したがって x+y+2z=6 であり、法線ベクトルは (1,1,2) である。

また、三角形 ABC の重心は G=(6+0+03,0+6+03,0+0+33)=(2,2,1) である。線分 PQ の中点 MM=(2a+02,0+2b2,1+2a14b2)=(a,b,a2b)である。

(1)

直線 MG が平面 ABC と垂直であるためには、方向ベクトル GM=MG=(a2,b2,a2b1) が法線ベクトル (1,1,2) と平行であればよい。したがって、ある実数 λ を用いて (a2,b2,a2b1)=λ(1,1,2) と書ける。

成分を比較すると a2=λ,b2=λ,a2b1=2λ である。前2式から a=b である。また λ=a2 を第3式へ代入して a2b1=2(a2) を得る。a=b より a1=2a4 であり 3a=3 だから a=1 である。したがって b=1 である。よって a=1,b=1 である。

(2)

距離の2乗をF(a,b)=MG2=(a2)2+(b2)2+(a2b1)2とおく。u=a52v=b1 とおくとF(a,b)=32+2u24uv+5v2=32+2(uv)2+3v2である。したがってF(a,b)32であり、等号が成り立つのは uv=0 かつ v=0、すなわち u=v=0 のときに限る。

よって a=52b=1 のときMGmin=32=62となる。したがって、長さの最小値は 62、そのとき a=52, b=1 である。

総評

難度5、計算量5。目安時間は22分。平面の法線ベクトルと、点の中点・重心を正確に出せれば標準的に進む。(1) は MG の方向ベクトルが (1,1,2) と平行になる条件を成分比較するだけでよい。(2) は距離そのものではなく MG2 を最小化する。2変数2次式を平方完成すれば高校数学の範囲で処理できるが、計算途中で M=(a,b,a2b) を間違えると全てずれる。最小点を代入し、長さまで平方根を取って答える。 別解監査では、法線方向への正射影として距離を捉える方法もあるが、平方完成が最小点と等号条件を最も直接に示すため、独立解法は追加していない。

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出典: 東北大学 2014年度 後期 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。