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東北大学 2015年度 後期日程 第2次学力試験文系(後期)数学 第3問

サイコロを4回投げて出た目の数を順にa,b,c,dとする。

(1) ab+cd=6が成り立つ確率を求めよ。

(2) abcd=1が成り立つ確率を求めよ。

難易度4/ 10計算量4/ 10目安12

確率場合の数 数え上げ、場合分け

方針

2回のサイコロでできる積の分布を先に作る。ab+cd=6 は積が 1 から 5 の組だけを足せばよい。abcd=1 は、積の値が1だけ違う組を分布表から拾って合計する。4回のサイコロは順序つきなので、分母は 64 である。

解答

2個のサイコロの目の積の出方を数える。以下、積が r となる順序つきの出方の数を N(r) と書く。必要な値については N(1)=1, N(2)=2, N(3)=2, N(4)=3, N(5)=2, N(6)=4, N(8)=2, N(9)=1, N(10)=2, N(15)=2, N(16)=1, N(24)=2, N(25)=1 である。

(1)

ab+cd=6 となるには、積の組が (1,5),(2,4),(3,3),(4,2),(5,1) であればよい。したがって有利な出方は N(1)N(5)+N(2)N(4)+N(3)N(3)+N(4)N(2)+N(5)N(1) =12+23+22+32+21=20 通りである。全事象は 64 通りなので、求める確率は 2064=5324 である。

(2)

abcd=1 となるには、ab=rcd=r1 となる積の値を足し合わせればよい。該当する積は r=2,3,4,5,6,9,10,16,25 であり、それぞれの出方の数は 2, 4, 6, 6, 8, 2, 2, 2, 2 である。よって有利な出方は 2+4+6+6+8+2+2+2+2=34 通りである。したがって確率は 3464=17648 である。

総評

難度4、計算量4。目安時間は12分。4個の目を直接並べるより、2個ずつの積の分布に圧縮すると見通しがよい。採点点は、積4の出方が3通り、積6の出方が4通りなど、順序つきで数えること、(2)で差が1の積だけを漏れなく拾うことである。表を作った後は掛け算と足し算だけなので、分母 64 を最後に付ける形で整理したい。 別解監査では、4個を直接列挙する案も積の頻度分布を別順序で書くものに過ぎないため、独立解法として数えていない。

冊子PDFで見る東北大の確率の問題で問題集を作る

出典: 東北大学 2015年度 後期 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。