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東北大学 2015年度 後期日程 第2次学力試験文系(後期)数学 第4問

xy平面において、次の連立不等式が表す領域をDとする。yx21,xy65(1) 領域Dを図示せよ。

(2) 領域Dの面積を求めよ。

難易度6/ 10計算量7/ 10目安24

図形と方程式積分 場合分け、面積計算グラフの概形

方針

第2不等式は y6x+5 と見て、1xyx+11 に直す。下側境界は y=x21y=1x の大きい方であり、交点 x=3,2,0,1,4 を境に式が変わる。図示では上側が直線 y=x+11、下側が区間ごとの放物線または直線になることを明記し、面積は上下差を積分する。

解答

(1)

第2不等式 xy65y6x+5 と同値であり、領域内では 1xyx+11 である。したがって Dyx21,y1x,yx+11 を同時に満たす領域である。

下側境界は x211x の大きい方で決まる。比較すると、{x21=x21(x1, 1x),x21=1x2(1x1)であり、下側境界は{x21(3x2),1x(2x0),1x2(0x1),x21(1x4)となる。上側境界は全体で y=x+11 である。したがって、端点を含めて x の範囲は 3x4 であり、この上下の曲線・直線で囲まれる領域を図示すればよい。

(2)

面積は上下差の積分でS=32{(x+11)(x21)}dx+20{(x+11)(1x)}dx+01{(x+11)(1x2)}dx+14{(x+11)(x21)}dxである。すなわち S=32(x2+x+12)dx+20(2x+10)dx +01(x2+x+10)dx+14(x2+x+12)dx である。各積分は次の通りである 32(x2+x+12)dx=196, 20(2x+10)dx=16, 01(x2+x+10)dx=656, 14(x2+x+12)dx=452 である。したがって S=196+16+656+452=1052 である。

別解

解法2(単純な領域から超過部分を引く)

方針

まず上側直線 y=x+11y=x21 の間の面積を一括して求める。その後、条件 y1x によって削られる 2x0 の部分だけを差し引く。

解答

(1)

第2不等式はy6x+5だから1xyx+11である。したがって上側境界は y=x+11、下側境界は y=x21y=1x の大きい方である。

y=x+11y=x21 の交点は x=3,4 である。また 1x>x21 となるのは 2<x<0 である。よって領域は 3x4 にあり、下側境界は{x21(3x2),1x(2x0),1x2(0x1),x21(1x4)となる。

(2)

まず y=x+11y=x21 の間の面積を求めるとS0=31{x+11(x21)}dx+11{x+11(1x2)}dx+14{x+11(x21)}dx=1092である。

このうち y1x を満たさない超過部分は 2x0 にあり、その面積はT=21{1x(x21)}dx+10{1x(1x2)}dx=76+56=2である。したがって求める面積はS=S0T=10922=1052となる。

総評

難度6、計算量7。目安時間は24分。絶対値が2か所にあるため、まず第2不等式を上下の直線に直し、下側境界を比較することが重要である。採点点は、1xyx+11 への変形、下側境界が x=2,0,1 で切り替わること、全体の端が x=3,4 になること、面積積分の区間分割である。図示では上側直線と下側の放物線・直線のどの部分を使うかを明確にしたい。 第2解法では主解法と異なる構造を用い、同じ結論を独立に再現した。 独立積分監査により、第1区間と第4区間の中間値をそれぞれ 19/6,45/2 へ訂正し、総和 105/2 を再確認した。

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出典: 東北大学 2015年度 後期 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。