方針
サイコロは順序付きに数えるが,三角形の判定は3つの目を小さい順に並べて行う。(1)はからまでの整数辺でピタゴラスの関係を満たす組を探す。(2)は三角形条件と鈍角条件を満たす組を列挙し,等しい辺の有無に応じて順列数を数える。
解答
(1) 3つの目を小さい順にと並べる。直角条件を最大辺ごとに確認するととなる。したがって辺の組はだけである。3辺が相異なるので順序付きの出方は通り,よって(2) 鈍角三角形の条件はこの2条件を最大辺ごとに同時に調べるとである。各行はの全候補に対して上の2不等式を照合したものなので,漏れも重複もない。3辺が相異なる5組は各6通り,2辺が等しい3組は各3通りであり,有利な出方はしたがって求める確率は
別解
解法2
方針
3辺をとし,最大辺と中辺の差を導入する。三角形条件は,鈍角条件はとなる。目が6以下なのでだけに絞れ,最大辺別の総当たりとは異なる短い列挙ができる。直角の場合は不等号を等号へ替える。
解答
とし,とおく。三角形条件はまたである。より,さらにだから,すなわちだけを調べればよい。
(1) 直角条件はである。ではとなり,のうちだけが該当する。ではを調べても該当しない。よって唯一の辺の組はであり,(2) 鈍角条件はである。有限個の候補を調べるととなり,辺の組は3辺が相異なる5組と2辺が等しい3組があるから,有利な順序付きの出方はしたがって
総評
難度4,計算量4。目安時間は18分。三角形条件を確認してから最大辺に対する平方比較を行うのが最低限の骨格である。鈍角の列挙では最大辺ごとに表を作ると,退化三角形や直角三角形の混入を防げる。サイコロの標本は順序付きなので,3辺がすべて異なる組は6通り,2辺が等しい組は3通りへ戻す部分が主要な採点点であり,合計39通りまで明記したい。