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東北大学 2017年度
後期・理系数学 後期 第2問

問題

を満たす実数)に対し,関数

で定める。の最小値と,そのときのの値を求めよ。

出典:東北大学 2017年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第2問

方針

解法1

条件からとし,積分の上端・下端がに依存する関数として微分する。は実数の3乗根の単調性を使って3乗して解く。さらにの符号は,両辺を3乗した差の符号と一致するため,で最小になることを示せる。最小値はをそのまま積分し,負の範囲での3乗根の扱いに注意して評価する。

解法2

実数全体で使える原始関数を導入し,まずを端点値の差として明示する。その式を微分して増減を判定する。

解答

解法1

条件より である。したがって である。

上端,下端がに依存する定積分を微分すると である。を用いて

と書ける。 である。両辺を3乗して を得る。整理すると より である。

また,実数についての符号は一致する。したがっての符号は の符号と一致する。よってで減少し,で増加するので,最小値はでとる。

最小値は

である。よって

となる。より

である。

したがって,最小値は であり,そのとき である。

解法2

である。実数に対して

とおくとである。したがって

これを微分して

の両辺を3乗すると

よってである。また3乗関数は単調増加なので,の符号は

の符号に一致する。したがってで最小となる。

このとき

よって最小値は,そのときである。