方針
点 を基準にして、 を用いて全てのベクトルを表す。与えられた式は などに直すと、 が一意に求まる。(2)は と仮定すると となり、四面体の非退化性に反することを示す。(3)は と を比較する。
解答
(1) とおく。このときである。与えられた式に代入するととなる。 の係数は であるから である。 よりである。
(2)
点 は辺 の中点なので である。もし なら、(1)の式から である。両辺に を掛けると すなわち となる。
これは を意味する。左辺は辺 の中点 の からの位置ベクトルであるから、 が の中点と一致することになる。これは四面体 であることに反する。したがって である。
(3)
(1)と よりである。
一方、 は辺 の中点なので である。したがってである。よって である。 であり、(2)より だから、直線 と直線 は平行である。
別解
解法2(中点を先にまとめる)
方針
、 という中点公式を使い、与式を の関係へ直接変形する。
解答
中点公式から与式をと組み替えると位置ベクトルで整理すればを得る。さらに中点の位置ベクトルを代入すると四面体では なので 。また だから 、すなわち であり、同じ式から直線 が従う。
総評
難度4、目安時間16分。基準点を にそろえれば、ほぼ一次計算だけで終わる問題である。 などを の形に直すことが最初のポイント。(2)では、得られたベクトル関係が四面体の非退化性に反することをきちんと言葉にする必要がある。(3)は と が実数倍になることを示せば十分である。