問題
正の整数の組 が
を満たすとする。
(1) のうち少なくとも一つは偶数であることを示せ。
(2) のうちに素数ではないものがあることを示せ。
出典:東北大学 2018年度 後期日程 第2次学力試験 後期・文系 後期 第4問
方針
解法1
(1) は平方数を4で見た余りで示す。(2) は全て素数と仮定し、偶数の素数が2だけであることと平方差の因数分解を用いる。
解法2
平方数を4、8で見た剰余で示す。
解答
解法1
(1)
がすべて奇数なら
となり矛盾する。よって少なくとも一つは偶数である。
(2)
がすべて素数だと仮定する。 なら
なので不可能である。(1)より の一方は偶数の素数2であり、対称性から としてよい。すると
は奇数だから2因子は正の偶数である。その積が4となるには両方が2でなければならず、差を取ると となって正の整数という条件に反する。したがって少なくとも一つは素数ではない。
解法2
(1)
全て奇数なら である一方、 となり矛盾する。よって少なくとも一つは偶数である。
(2)
全て素数と仮定する。 は より不可能である。(1)より対称性から としてよい。このとき は奇数なので となり矛盾する。したがって少なくとも一つは素数ではない。