方針
定数 c が満たす二次方程式を先に取り出し、定積分を k の二次式にする。(1) で和の公式により Sn を求め、(2) は Sn−Sn−1=an の符号変化から最小項を決める。
解答
(1) c=620−526は方程式6c2−40c−21=0を満たす。したがってak=∫ck(12x−40)dx=[6x2−40x]ck=6k2−40k−(6c2−40c)=6k2−40k−21.よってSn=k=1∑n(6k2−40k−21)=6⋅6n(n+1)(2n+1)−40⋅2n(n+1)−21n=n(2n2−17n−40).(2)Sn−Sn−1=an=6n2−40n−21.この二次式の正の解は620+526であり、7<620+526<8 である。実際a7=−7<0,a8=43>0.したがって Sn は n=7 まで減少し、n=7 から n=8 に移ると増加へ転じる。最小値はS7=7(98−119−40)=−427であり、n=7 のときにとる。
別解
解法2(最小候補との差を因数分解する方法)
方針
(1) で得た三次式 Sn を用い、候補 n=7 の値との差 Sn−S7 を因数分解する。整数 n≧1 を 1≦n≦6, n=7, n≧8 に分けて差が非負であることを直接示す。
解答
(1)
6c2−40c=21 を使うとak=[6x2−40x]ck=6k2−40k−21.したがってSn=k=1∑n(6k2−40k−21)=n(2n2−17n−40).(2)
S7=−427 である。一般の n≧1 についてSn−S7=2n3−17n2−40n+427=(n−7)(2n2−3n−61).1≦n≦6 では n−7<0 であり、2n2−3n−61≦2⋅62−3⋅6−61=−7<0だから積は正である。n=7 では差は0である。n≧8 では n−7>0 かつ2n2−3n−61≧2⋅82−3⋅8−61=43>0だから積は正である。よってすべての正の整数 n でSn≧S7=−427となり、最小値は −427 である。
総評
難度4、計算量4。想定時間は14分程度。小問は(1)(2)の2つであり、旧解答にあった誤った「(3)」見出しを修正した。積分定数の処理では c の根号を直接展開せず、満たす二次方程式を使うと簡潔である。最小値は連続変数の微分ではなく、整数添字の差分 Sn−Sn−1 で判定するのが基本である。
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出典: 東北大学 2020年度 後期 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。