方針
反射点 の定義から、直線 は線分 の垂直二等分線である。距離条件 を展開して直線の式を作る。(2) は の連立一次方程式として解き、分母の非零条件を幾何的にも確認する。
解答
(1)
点 は原点を直線 に関して対称移動した点である。したがって は線分 の垂直二等分線であり、 ならである。両辺を2乗すると展開して共通項 を消せばを得る。
(2)
同様に直線 の方程式はである。したがって交点はの解である。係数の行列式はよって一意な解をもつ条件は が実数でないことである。行列式が0なら2直線の法線方向が平行であり、 は異なる直線なので交点をもたない。したがってこの条件は必要十分である。
連立方程式を消去すると、交点を表す複素数はである。
別解
解法2(実座標の法線ベクトルで考える方法)
方針
と実部・虚部に分ける。(1) の式が実座標で法線 をもつ直線になることを示し、2法線が平行でない条件を と結び付ける。
解答
(1) とおくと、線分 の中点は 、方向ベクトルは である。したがってその垂直二等分線 はすなわちと表される。よって所望の式が成り立つ。
(2) とおくと、2直線はである。異なる2直線が交点をもつための必要十分条件は法線ベクトル が平行でないこと、すなわちである。一方なので、これは が実数でない条件と一致する。
実連立方程式を解いて に戻すか、(1) の複素数表示を消去すればを得る。分母の虚部が非零であるため、この値は一意に定まる。
総評
難度7、計算量6。想定時間は22分程度。反射の定義を垂直二等分線へ読み替えることが入口である。複素数の式 は実数であり、実座標では法線ベクトルが の直線になる。分母が0でない条件を公式の都合だけで終わらせず、2直線が平行であることまで説明すると必要十分性が明確になる。