問題
(1) 関数 の逆関数の導関数を求めよ。
(2) 正の整数に対して
とおく。このとき,をを用いて表せ。
(3) 定積分
の値を求めよ。
出典:東北大学 2020年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第6問
方針
解法1(微分恒等式から漸化式を作る方法)
(1) は を で微分して逆関数の導関数を導く。(2) は を微分すると が同時に現れることを利用する。(3) は から漸化式を2回用いる。
解法2(三角置換と余弦べき積分を使う方法)
により を余弦のべき積分へ変換し、部分積分で漸化式を得る。(3) は の倍角公式で直接計算する。
解答
解法1(微分恒等式から漸化式を作る方法)
(1)
とおくと
両辺を で微分して
である。したがって
よって
(2)
これを から まで積分すると左辺は である。また
だから、右辺は
よって
(3)
(1) より
(2) に を順に代入すると
したがって求める値は
である。
解法2(三角置換と余弦べき積分を使う方法)
(1)
を微分すると
かつ だから
(2)
とおくと
とおけば、部分積分により
とし、 を使うと