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東北大学 2020年度 前期日程 第2次学力試験理系数学 第1問

AB=1AC=1BC=12であるABC
頂点Bから辺ACに下ろした垂線と辺ACとの交点をHとする。

(1) BACθと表すとき,
cosθsinθの値を求めよ。

(2) 実数s0<s<1の範囲を動くとする。
BHs:1sに内分する点をPとするとき,
AP2+BP2+CP2の最小値およびそのときのsの値を求めよ。

難易度4/ 10計算量4/ 10目安15

三角関数図形と方程式 座標設定三角比の利用微分による最大最小

方針

(1) は余弦定理で cosθ を求める。(2) は ACx 軸上に置き、B,H,P の座標を s で表す。3つの距離の平方を加え、平方完成する。

解答

(1)

余弦定理よりcosθ=AB2+AC2BC22ABAC=1+1142=78.0<θ<π だからsinθ=1cos2θ=158.(2)A=(0,0),C=(1,0)とおく。(1) よりB=(78,158),H=(78,0).BP:PH=s:1s だからP=(78,(1s)158).したがってAP2=49+15(1s)264,BP2=15s264,CP2=1+15(1s)264.これらを加えるとAP2+BP2+CP2=49+1+30(1s)2+15s264=1516+564(3s2)2.0<s<1s=2/3 は含まれるので、最小値は1516であり、そのときs=23である。

別解

解法2(重心の平方距離公式を使う方法)

方針

三角形の重心を G とし、恒等式 PA2+PB2+PC2=3PG2+(AB2+BC2+CA2)/3 を用いる。PBH 上を動くので PG2 を平方完成する。

解答

(1)

余弦定理によりcosθ=78,sinθ=158.(2)

A=(0,0),C=(1,0) とするとB=(78,158),P=(78,(1s)158).三角形 ABC の重心を G とするとG=(58,1524).任意の点 P についてPA2+PB2+PC2=3PG2+AB2+BC2+CA23が成り立つ。ここでAB2+BC2+CA23=1+14+13=34.またPG2=(7858)2+((1s)1581524)2=116+15(23s)2576.したがってPA2+PB2+PC2=1516+564(23s)2.よって最小値は 15/16、そのとき s=2/3 である。

総評

難度4、計算量4。想定時間は15分程度。内分比 BP:PH=s:1s から、s=0 側が Bs=1 側が H となる向きを誤らないことが重要である。座標法では3つの距離を丁寧に表示し、重心公式の別解では平方距離和の構造を明確にした。

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出典: 東北大学 2020年度 前期 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。