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東北大学 2020年度
理系数学 前期 第5問

問題

実数に対して複素数を考える。ただし,は虚数単位とする。

(1) の実部と虚部をそれぞれを用いて表せ。

(2) 絶対値を求めよ。

(3) 実数の範囲を動くとき,点はどのような図形を描くか,複素数平面上に図示せよ。

出典:東北大学 2020年度 前期日程 第2次学力試験 理系 前期 第5問

方針

解法1(実部・虚部を直接計算する方法)

分母を実数化して を求める。(2) は の絶対値を直接計算する。(3) は円の方程式と の端点・中点を使って、どちら側の半円弧かを決める。

解法2(反転後の虚部を使う方法)

と変形すると、その虚部が常に である。 を代入して円の方程式を得る。 の範囲から虚部の範囲を調べ、円弧を限定する。

解答

解法1(実部・虚部を直接計算する方法)

(1)

したがって

(2)

よって

したがって

(3)

とすると(2)より

また では

端点と中央では

よって、中心 、半径 の円の上半円弧であり、両端を含む。

東北大学 2020年度 前期 第5問の図1

解法2(反転後の虚部を使う方法)

(1)

実数化により

よって実部と虚部はそれぞれ

である。

(2)

だから

とおくと

なので

したがって

これは

を意味する。

(3)

より

したがって軌跡は上半円弧である。端点は に対応して含まれ、 で上端 を通る。