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東北大学 2023年度
理系数学 第2問

問題

関数について,以下の問いに答えよ。

(1) を満たす正の実数のうち,最小のものを求めよ。

(2) 正の整数に対して,を満たす正の実数のうち,以下のものの個数をとする。極限値を求めよ。

出典:東北大学 2023年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第2問

方針

解法1(標準解法)

和積公式で と変形する。零点は または から得られ,どちらも正の零点全体としては にまとまる。(2) は を満たす正整数 の個数を数え, の差が1未満であることからはさみうちで密度を求める。

別解(3倍角公式で零点を統合する)

3倍角公式を用いて と因数分解する。二種類の零点を一つの等間隔な列にまとめる。

解答

解法1(標準解法)

(1)

和積公式より である。したがって となるのは のときである。 からは すなわち が得られる。また からは が得られるが,これは のうち奇数番目のものに含まれている。よって正の零点全体は である。したがって最小のものは である。

(2)

を満たす正の実数 である。したがって を満たす正の整数 の個数である。

この個数は の整数部分であるから,床関数を使わずに書けば である。両辺を で割ると である。 で左端と右端はともに に近づくので,はさみうちの原理により である。

別解(3倍角公式で零点を統合する)

(1)

3倍角公式

を用いると

したがって零点は

である。正の零点を小さい順に並べると

すなわち

である。よって最小のものは

(2)

を満たす正整数 の個数である。したがって

で割ると

はさみうちの原理により