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東北大学 2023年度
理系数学 第5問

問題

四面体において,とおき,次が成り立つとする。

ただしは,2つのベクトルの内積を表す。さらに,線分と線分は垂直であるとする。点から3点を含む平面に下ろした垂線をとし,点から3点を含む平面に下ろした垂線をとする。

(1) を求めよ。

(2) ベクトルを用いて表せ。

(3) ベクトルとベクトルは平行であることを示せ。

出典:東北大学 2023年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第5問

方針

解法1(標準解法)

から を得る。さらに なので, も決まる。 の平面 への正射影なので, とおき, の両方に垂直という連立方程式を解く。(3) は の形を作り,平面 上にあり,かつ平面に垂直であることを確認して を示す。

別解(具体的な直交座標を設定する)

平面 平面に置いて の成分を決める。候補点 が平面 上にあり, がその平面に垂直であることを成分で確認する。

解答

解法1(標準解法)

(1)

より である。

また,線分 と線分 が垂直であるから,方向ベクトル は垂直である。したがって である。 なので となり, である。

(2)

から平面 に下ろした垂線の足であるから, は平面 上にある。よって とおける。

また なので, の両方に垂直である。したがって

である。内積の値を代入すると すなわち である。これを解くと である。よって である。

(3)

とおく。まずこの点が平面 上にあることを確認する。(2)より

であり,係数の和は である。したがって点 は平面 上にある。

次に が平面 に垂直であることを示す。平面 の方向ベクトルとして を用いればよい。

まず, の平面 への正射影なので

である。よって である。

また

であり, だから

である。

したがって は平面 に垂直であり,この点は問題で定めた垂線の足 である。すると

である。よって は平行である。

別解(具体的な直交座標を設定する)

(1)

また より

だから

(2)

平面 平面として

と置く。 とおくと,(1)の内積から

よって

から である。向きを取り直して

としてよい。

平面への正射影だから

これを で表すと

(3)

で定まる点を考える。(2)より

係数の和が1なので,この点は平面 上にある。

と略記すると

直接内積を計算すると

よって であり,この点が問題の である。したがって

ゆえに は平行である。