方針
端点条件から と因数分解する。
の不等式を でまとめ、積分では偶関数部分と奇関数部分の交差項が消えることを使う。
解答
(1)
より係数を比較すると とする。 の両方で条件(ハ)を満たすことはと同値である。したがって右辺の2階微分は負なので、その最小値は端点で取る。 を調べればよって必要十分条件は(2)前半は偶関数、後半は奇関数なので交差項の積分は0である。したがって固定した に対して、許される最大の を取ればよい。
では なので では なのでゆえに のとき最小となり\newpage
別解
解法2(偶奇に分けて制約を見る)
方針
と を同時に用いて、絶対値条件を2本の一次条件へ分ける。
積分では偶部分 と奇部分 の直交を使い、許容領域上で最小化する。
解答
(1)
端点条件より で 、 をそれぞれ整理するとしたがって必要十分条件は右辺の2階微分は負なので、区間での最小値は端点のいずれかで取る。
よって(2)前半は偶関数、後半は奇関数なので交差項の積分は0であり、固定した に対し、許される最大の を選ぶのが最善である。
では で では でよって のとき最小で
総評
難度は10段階中8、計算量は10段階中8程度。想定時間は30分から40分程度。三次式を と置いて次数を下げ、絶対値付き不等式を でまとめるのが重要である。採点では、条件(ハ)を に直すこと、端点条件 , を出すこと、積分を の2次式として最小化することが見られる。最後の最小化では、制約のため が正側へ近づけない点を明確にしたい。