方針
円が直線 に接するので、中心を 、半径を と置く。曲線 との接点 では、中心が法線上にあることと、 であることを使う。そこから を明示し、 と で主要項を比較する。
解答
円の中心を とおく。円は直線 に接し、集合 の中にあるので、半径は中心の 座標である である。
接点を とする。曲線 の における接線の傾きは であるから、法線の傾きは である。中心 はこの法線上にあるので すなわち である。
また から中心までの距離は半径 に等しい。したがって である。上の式から なので となる。集合 は曲線 の上側なので、接点で円の中心は接線の上側、すなわち法線ベクトル の向きにある。したがって中心は接点より左にあり である。このため、 である。これを解くと である。
また だから である。よってである。
i) のとき であり、 である。したがって である。
ii) のとき である。またであり、 である。したがって となる。よって である。
への半径と、 の法線上の半径を同時に使う
別解
解法2
方針
中心を 、半径を とした円の方程式へ、
接点 を代入する。さらに円を暗黙に微分して、
その点での傾きが である条件を加える。法線を先に
持ち出さず、2本の代数方程式から中心を決める。
解答
円は に接しているから、中心を とすれば
半径は であり、円の方程式はである。接点 を代入すると円の方程式を暗黙に微分すると で と共通接線をもち、その傾きは
だから(2)を(1)へ代入すると円が と曲線の間にあるため である。よってであり、また(2)から では 、 だからまた ではしたがって
総評
接円条件を法線と距離で処理する問題。目安時間は23分。直線 への接触から半径が中心の 座標 になること、曲線との接点では中心が法線上にあることが要点である。極限では、 に含まれる と代数的な項のどちらが支配的かを分けて見る。 2つの解法を相互に照合し、境界値・必要十分性・符号・最終値を確認した。