方針
最初の 項が なら、各項を使うか使わないかによって から までの全整数が部分和として現れる。したがって、その次に許される最小値が になることを帰納法で示す。
解答
(1)
既出の項と異なること、ならびに
(2)
以前の項の部分和で表せないことを同時に確認する。結論はである。これを数学的帰納法で示す。
である。ある についてであると仮定する。各 を使うか使わないかを選べば、2進表示によりのすべてが、以前の項を重複なく選んだ和として一意に表される。したがって より小さい自然数は条件を満たさない。
一方、以前の全項の和はであるから、 は以前の項の和では表せず、既出の項でもない。よって条件を満たす最小の自然数は である。帰納法により、すべての でが成り立つ。
既存項の部分和は から「次の項の1つ前」までを埋める
別解
解法2(部分和区間の漸化式)
方針
最初の 項から作れる部分和が、隙間のない区間 になることに注目する。次の最小許容値は常に であり、それを加えると部分和区間がちょうど2倍に延びる。この和の漸化式を解く。
解答
(1)
既出項との相違と、
(2)
部分和で表せないことを、部分和区間を用いて同時に扱う。最初の 項の和をとする。さらに、最初の 項から作れる部分和がをすべて含むことを同時に示す。
では 、 で、部分和は である。いま から までがすべて作れるとする。このとき は次の項に選べない。一方、 は以前の全項の和より大きいので作れず、既出でもない。したがって新しい項 を使わない部分和は から 、使う部分和はとなる。よって隙間なく から まで作れ、したがって であり、を得る。
総評
条件 (2) を「既存項で作れる部分和の穴」と読み替える数列問題。目安時間は16分。候補が使えないことだけでなく、 が実際に使えることまで示して最小性を閉じる必要がある。2進表示と部分和区間の漸化式の2通りで一般項を確認した。