方針
置換規則をそのまま追うと, という連結関係が得られる。これにより桁数 はフィボナッチ型の漸化式を満たす。(2)では,0は1から作られ,この列には が現れないことを使う。0の個数を とすると であり,末尾が0である偶数番だけ を作らない0が1つある。別解として,連結 の境目で が増えるかを調べる漸化式でも求められる。
解答
(1)
置換規則から が成り立つ。実際, は の各桁を置換して得られ,さらにその各桁を置換すると,前半に ,後半に が続く形になる。
したがって桁数 は を満たす。また である。フィボナッチ数列 と比べると である。
(2)
まず に含まれる0の個数を とする。置換で0が生じるのは,もとの桁が1のときだけである。したがって, に含まれる0の個数は に含まれる1の個数に等しいので である。初めの値を調べると , であり,また と から が成り立つ。
次に,この列には が現れないことを確認する。置換規則では は に変わり, は に変わるので,置換の内部で は生じない。また連結関係 の境目でも,末尾と先頭を見れば は生じない。
したがって, 内の0は,末尾にある場合を除いて,必ず直後に1を伴い, を1回作る。さらに の末尾は, が偶数のとき0, が奇数のとき1である。実際,末尾は の末尾と交互に変わる。
よって であり, についてである。
別解。連結関係から直接 の漸化式を作ってもよい。 なので, は 内部のもの, 内部のもの,そして境目でできるものに分かれる。境目で ができるのは, の末尾が0で の先頭が1のとき,すなわち が偶数のときである。よってとなる。初期値 から計算しても,上の式と同じ結果が得られる。
総評
0と1の置換列を,フィボナッチ型の連結構造として読む問題である。目安時間は20分。(1)は に気づけば桁数がすぐ出る。(2)では を直接数えるより,まず0の個数を数え,末尾が0のときだけ1つ差し引くと整理しやすい。 が現れないことと,偶数番の末尾が0であることを答案中で確認するのが採点上の要点である。