方針
により双曲線と面積を保ったまま を へ移す。 とし、辺上で が成り立つ必要十分条件を求めてから面積を最大化する。
解答
と変換する。このとき で領域 は変わらず、二方向の倍率の積が1なので面積も変わらない。新しい座標でと書く。
辺 上の点をとおくとこれが常に0以下となる条件は である。同様に辺 から を得る。辺 ではまた三角形を水平線で切ると、各切り口で が最大になる点は右端の境界上にある。よって以上の辺の条件は内部に対しても十分である。
三角形の面積は より であり、等号はで成り立つ。元に戻して
別解
解法2(接線と一次式としての面積)
方針
標準化後、 における双曲線の接線 を利用して、二本の辺が領域内に入る条件を と読む。その長方形上で面積を一方の変数についての一次式として最大化する。
解答
解法1と同じ面積を保つ変換によりとしてよい。双曲線 の における接線はである。 から 軸上の点へ引く線分が接点直後で領域 の外へ出ないためには、その点が より右へ出ないことが必要である。直接線分を代入すれば十分性も分かるので同様に である。
面積は のとき、固定した に対して は とともに増えるので等号は で成り立つ。
のときは は とともに減るので等号は で成り立つ。したがって最大値は1で、元の係数ではである。
総評
難易度7、計算量6。目安時間は22分である。頂点三つが に入るだけでは不十分で、辺と内部まで含まれる条件を示す必要がある。面積を保つ変換で に標準化すると、接線の切片2がそのまま の上限になる。最大は退化しない三角形で達成されるが、 または は問題の条件で許されている。