方針
条件 は、3数のうち大きい2つの和が 以下であることを表す。領域は座標の入れ替えで対称なので、 の部分を計算して6倍する。この順序では条件は 。 では上限が 、 では上限が に変わる。
解答
条件 と非負条件から である。また は、3数のうち大きい方から2つの和である。したがって は、立方体 の中で、大きい2つの和が 以下となる部分である。
領域は の入れ替えに関して対称である。境界面上の重なりは体積に影響しないので、 の部分を求めて6倍する。この部分では大きい2つは なので、条件は である。
固定した に対して、 は を動くので長さは である。また は を満たす。ここで となるのは のときである。よって順序を固定した部分の体積はである。これを計算するとしたがって全体の体積はこの6倍で、 である。
別解
解法2:立方体から禁止領域を包除する
方針
領域は立方体 のうち全ての二数の和が 以下となる部分である。補集合を 、、 の和集合として、単独・二重・三重の体積を包除原理で計算する。
解答
とおく。 の補集合を立方体 内での和集合として表す。
まず の 平面上の断面は、一辺 の直角二等辺三角形である。したがってまた では、固定した に対しだから三つの事象の共通部分ではとおくととなる。 を固定した 断面の面積を分けて積分すると包除原理より補集合の体積はよって
総評
難度8、計算量8、目安時間24分。最小値を引いた式が大きい2数の和になると読むことが出発点である。順序を固定する積分と、立方体の禁止領域を包除する方法で体積を相互確認した。積分範囲の切替点 、三重共通部分の断面、対称性の係数6が主要な監査点である。