方針
とをそれぞれ辺上の媒介変数で表し,からと書く。するとの変位は,方向に長さ,方向に長さだけ独立に動く。したがって通過範囲は平行四辺形であり,正六角形の辺と辺のなす角を用いて面積を求める。
解答
,とおく。正六角形の1辺の長さは1なので であり,辺と辺のなす角はである。
点が辺上を動くので,を用いて と表せる。同様に,を用いて と表せる。 は線分をに内分する点,すなわちを満たす点であるから である。これに上の表示を代入すると となる。とは互いに独立にからまで動くので,の通りうる範囲は,方向の長さの辺と,方向の長さの辺で張られる平行四辺形である。
したがって求める面積はである。
別解
解法2
方針
正六角形を座標平面に置き,辺上の2点を媒介変数で表示する。内分点の座標を2変数の一次式にし,係数ベクトルの行列式から通過範囲の面積を求める。
解答
正六角形をと置く。としてと表せる。
よりだからしたがって,を0から1まで動かしたときの変位ベクトルと,を0から1まで動かしたときの変位ベクトルはである。は独立に動くので,通過範囲はこの2ベクトルで張られる平行四辺形である。よって面積はである。
総評
難度4,計算量3。目安時間は10分。内分点を一次結合で表すだけで範囲が平行四辺形になる,という見方が中心である。の係数を逆にすると面積は同じでも説明が不正確になるので,を明記しておきたい。図形的には辺方向の長さと角度だけで決まるため,座標を置く場合も最後は同じ平行四辺形の面積に帰着する。