方針
(1) 与えられたベクトル関係を2乗して を出す。(2) は とおき, から を使う。(3) は を対角線と見て,三角形 と の面積を高さ から足し合わせる。
解答
(1) とおく。 であり,である。両辺の長さの2乗を比べるとよりである。したがってよりである。
(2) まず与式と との内積をとるとである。 とおくと, である。 よりである。ここで だからとなり, を得る。よってである。
(3) (2) よりである。計算するとであるからとなり, である。
直線 と円の交点は であり, はその弦上の点である。直線上の交点の符号付き距離を考えると, だからである。したがってである。四角形 の面積は,対角線 を底辺とする三角形 と の面積の和だからである。
別解
解法2
方針
円を単位円として座標化し, が 軸について対称になるように回転して置く。(1)で得る内積から の座標を決め,与えられたベクトル関係から を求める。 により は水平な弦となるので, の座標,内分比,面積が一度に読める。
解答
(1)
座標軸を回転してと置く。 は単位円上にあるので である。また与式からだから,よって と合わせてしたがって(2)
与えられたベクトル関係から は鉛直線なので, より は水平である。単位円と直線 の交点はである。したがって鉛直方向の長さを比べるとゆえに(3)
図より四角形 は対角線 によって2つの三角形に分かれ,それらの高さの和が である。したがって面積は
総評
難度6,計算量6。想定時間は25分程度。内積と点の冪で進めるベクトル解法に加え, を対称に置いて全点を座標化する解法を収録した。採点点は,与えられたベクトル関係を長さの2乗へ移して を得ること, を線分 上に正しく置くこと,最後に対角線 に対する2つの高さの和が になると説明することである。座標解法では弦 と交点 の配置を図示し,長さと面積の対応を見える形にした。