問題
平面上に放物線 と点 があり、 を通り傾きが の直線を とする。さらに、 と との2つの交点を結ぶ線分の中点において、放物線 が と接している。次の問いに答えよ。
(1) を求めよ。
(2) と で囲まれる領域の面積を求めよ。
(3) が実数全体を動くとき、(2)で求めた面積の最小値を求めよ。
出典:横浜国立大学 2018年度 前期 文系 第3問
方針
解法1
直線 と の交点の 座標を2次方程式の解として扱い、中点の座標を解と係数の関係で出す。その中点で が に接することから を決め、面積は2つの放物線の差を平方完成して積分する。
解法2
弦の中点の 座標を とし、その点を原点とする局所座標で を直接書く。2曲線の縦の差は左右対称な になるので、標準形へ拡大縮小して面積を求める。
解答
解法1
(1)
直線 は
である。 との交点の 座標は
の2解であるから、その和は である。したがって2交点を結ぶ線分の中点の 座標は であり、その 座標は直線 上で
である。
の接線の傾きは である。 で傾きが だから
より である。また中点を通るので
であり、 を代入して
を得る。
(2)
は
ただし
である。よって囲まれる部分の面積は
である。したがって
である。
(3)
であるから、最小値は のときにとり、 である。よって面積の最小値は
である。
解法2
(1)
直線 と の交点の 座標を とすると
の2解だから
中点 の 座標は
頂点型を利用し、 で点 を通り傾き をもつ下向きの放物線を
と書ける。 を代入して展開すると
よって
(2)
とおき
とすると、2曲線の縦の差は
交点は である。さらに
と変数変換すれば、面積は
したがって
(3)
は のとき最小値 をとる。 は の増加関数だから