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横浜国立大学 2023年度 前期理系数学 第1問

nを正の整数とする。xy平面において、以下の2つの曲線C1,C2を考える。C1:y=(cosx)n(0xπ2),C2:y=(sinx)n(0xπ2)次の問いに答えよ。

(1) C1C2の交点の座標を求めよ。

(2) n=4のとき、C1,C2y軸で囲まれる部分の面積を求めよ。

(3) n=8のとき、C1,C2y軸で囲まれる部分の面積を求めよ。

難易度4/ 10計算量4/ 10目安15

三角関数積分 三角比の利用面積計算、置換積分、計算整理

方針

交点は0xπ/2sinx,cosxが非負であることから求める。面積は0xπ/4(cosx)n(sinx)nとなることを使い、差を積分する。n=8ではcos8xsin8xcos2xsin2xで整理する。

解答

(1)
交点では(cosx)n=(sinx)nである。0xπ2ではsinx,cosxはともに0以上で、nは正の整数であるから、これはcosx=sinxと同値である。よって交点は(π4,2n2)である。

(2) 0xπ4ではcosxsinxであるから、求める面積は0π4(cos4xsin4x)dxである。cos4xsin4x=cos2xより0π4cos2xdx=12である。

(3)
求める面積は0π4(cos8xsin8x)dxである。ここでcos8xsin8x=cos2x(112sin22x)である。u=sin2xとおくとdu=2cos2xdxであり、x=0からx=π4まででuは0から1まで動く。したがって1201(112u2)du=512である。

別解

解法2(定積分の漸化式を使う方法)

方針

面積を Dn=0π/4(cosnxsinnx)dx とおく。部分積分から DnDn2 の関係を作り、n=4,8 を順に計算する。

解答

(1)
区間内では sinx,cosx0 だから、交点条件は sinx=cosx と同値である。よって(π4,2n/2)である。

(2) (3)Cn=0π/4cosnxdx,Tn=0π/4sinnxdx,Dn=CnTnとおく。部分積分によりCn=2n/2n+n1nCn2,Tn=2n/2n+n1nTn2.したがってDn=21n/2n+n1nDn2.D2=0π/4cos2xdx=1/2 なのでD4=18+3412=12.またD6=124+5612=1124,D8=164+781124=512.0xπ/4 では cosnxsinnx だから、これらがそのまま求める面積である。

総評

2曲線の対称性と偶数乗の定積分を扱う問題。目安時間は12〜15分。標準解法は差の因数分解、別解は定積分の漸化式を用いた。交点の y 座標 2n/2 を落とさない。漸化式では上端の境界項が余弦積分で正、正弦積分で負になるため、差を取ると2倍になる点に注意する。

冊子PDFで見る横国の三角関数の問題で問題集を作る

出典: 横浜国立大学 令和5年度一般選抜前期 数学 第1問(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。