方針
まず を因数分解し, が極大点になるための根の大小を調べる。(2)で絶対値不等式から閉区間を求め,(3)では導関数の符号変化と端点値を比較して最大値・最小値を決める。
解答
(1) である。で極大値をとるには,導関数の符号がの前後で正から負に変わればよい。は上に凸でない2次式であり,根はとであるから,が大きい方の根でなければならない。よってである。
(2)
では ,では ,では である。したがってである。
(3)
(1)より であり,の符号はである。またである。のときも であり,のときは区間内で をとらない。したがって最大値は常に左端でとり,である。最小値についてはより,である。
別解
解法2(2階微分と端点差による整理)
方針
(1) は停留条件を確認したうえで2階微分により極大条件を直ちに判定する。(2) は絶対値の折れ点ごとに解く。(3) は増減から候補点だけを抽出し,端点値の差を の1次式として比較する。
解答
(1)
まずなので, である。さらにである。したがって で極大値をとるための条件はである。 では となり,極大ではない。
(2)
折れ点 で区切る。よって左側では から ,中央では常に成立し,右側では から である。したがってとなる。
(3)
のもとでである。したがって最小値の候補は ,最大値の候補は と,区間内にある場合の である。
候補値は では である一方,だから,最大値は常にである。
最小値についてはである。よってとなる。境界 では2つの端点値が一致する。
総評
難度5,計算量6。想定時間は18分程度。導関数の根の順序で極大条件を決めたあと,閉区間上の増減と端点値を比較する標準問題である。最小値は を境に場合分けが必要で,ここを落とさず整理できるかが得点差になる。