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広島大学 2026年度 前期理系数学 第2問

座標平面上に楕円C:x2+y24=12A(0,3)B(0,3)がある。m>0とし,点Aを通る傾きmの直線をとする。楕円Cと直線との二つの交点をP,Qとし,2点P,Qのx座標をそれぞれα,β(α>β)とする。次の問いに答えよ。

(1) α+βαβをそれぞれmを用いて表せ。

(2) 線分PQの長さをmを用いて表せ。

(3) 線分BPと線分BQの長さの和が5であるとき,線分PQの長さを求めよ。また,そのときのmの値を求めよ。

(4) mが(3)で求めた値であるとき,三角形BPQの面積を求めよ。

難易度5/ 10計算量5/ 10目安22

図形と方程式 座標設定、解と係数の関係、図形的解釈面積計算

方針

直線をy=mx+3とおいて楕円に代入し,交点のx座標が満たす二次方程式を作る。A,Bが楕円の焦点であることを使うと(3)が短くなり,面積は底辺PQとBから直線への距離で出せる。

解答

(1)
直線y=mx+3である。これを楕円の方程式に代入するとx2+(mx+3)24=1より(m2+4)x2+23mx1=0を得る。したがって解と係数の関係よりα+β=23mm2+4,αβ=1m2+4である。

(2) (αβ)2=(α+β)24αβ=16(m2+1)(m2+4)2である。α>βよりαβ=4m2+1m2+4である。直線上では,x座標の差がαβのとき距離は1+m2(αβ)であるからPQ=4(m2+1)m2+4である。

(3)
楕円Cは長半径2,焦点がA(0,3)B(0,3)である。したがって楕円上の点XについてAX+BX=4である。P,Qは直線上で点Aをはさんで反対側にあるので,AP+AQ=PQである。よってBP+BQ=8(AP+AQ)=8PQである。これが5であるからPQ=3である。(2)より4(m2+1)m2+4=3であるから,m2=8となる。m>0よりm=22である。

焦点と弦の位置関係は次の図のようになる。点Aは線分PQの内部にある。

\hfil
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(4) m=22のとき,直線22xy+3=0である。点Bから直線までの距離は0(3)+3(22)2+(1)2=233である。したがって三角形BPQの面積は123233=3である。

総評

難度5,計算量5。想定時間は22分程度。交点の x 座標は解と係数で処理し,弦長は直線の傾きを掛けて実長へ戻す。後半はA,Bが楕円の焦点で AX+BX=4 を満たすこと,Aが弦PQの内部にあることが核である。焦点間距離と長軸長の混同,点と直線の距離の分母の落としに注意する。

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出典: 広島大学 令和8年度一般選抜(前期日程)数学(公式問題)(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。