方針
直線をとおいて楕円に代入し,交点の座標が満たす二次方程式を作る。A,Bが楕円の焦点であることを使うと(3)が短くなり,面積は底辺PQとBから直線への距離で出せる。
解答
(1)
直線はである。これを楕円の方程式に代入するとよりを得る。したがって解と係数の関係よりである。
(2) である。よりである。直線上では,座標の差がのとき距離はであるからである。
(3)
楕円は長半径,焦点が,である。したがって楕円上の点Xについてである。P,Qは直線上で点Aをはさんで反対側にあるので,である。よってである。これがであるからである。(2)よりであるから,となる。よりである。
焦点と弦の位置関係は次の図のようになる。点Aは線分PQの内部にある。
(4) のとき,直線はである。点Bから直線までの距離はである。したがって三角形BPQの面積はである。
総評
難度5,計算量5。想定時間は22分程度。交点の 座標は解と係数で処理し,弦長は直線の傾きを掛けて実長へ戻す。後半はA,Bが楕円の焦点で を満たすこと,Aが弦PQの内部にあることが核である。焦点間距離と長軸長の混同,点と直線の距離の分母の落としに注意する。