方針
1人がA型である確率を 1/4、A型以外を 3/4 とする。(1)は16回の積を常用対数で数値化し、(2)は18人からA型の2人を選んで各並びの確率を掛ける。
解答
1人を選ぶときの分岐は次の通りである。
(1) 16人全員がA型以外である確率は(43)16.その常用対数はlog10(43)16=16(log103−2log102)=16(0.477−0.602)=−2.000.したがって(43)16≐10−2=0.01.(2) A型となる2人の選び方は18C2=153通りである。よって求める確率は18C2(41)2(43)16=418153⋅316.
別解
解法2(二項展開の係数を使う)
方針
18人の各人について、A型以外を選ぶ項を 3/4、A型を数える項を z/4 と置く。積 {(3+z)/4}18 の z2 の係数から、ちょうど2人がA型となる確率を読み取る。
解答
(1) 16人についてA型以外だけを選ぶ場合は、各人から確率 3/4 を選ぶので(43)16である。常用対数をとると16(0.477−2⋅0.301)=−2だから、確率は約 0.01 である。
(2) 18人について(43+z)18を考える。各因子で 3/4 を選べばA型以外、z/4 を選べばA型を1人数えることになる。したがって、A型がちょうど2人である確率は z2 の係数である。
二項定理より、その係数は418118C2,316=418153⋅316.これは解法1と一致する。なお、(1)の近似値を使えば16153(43)16≐0.0956とも見積もれる。
総評
難度4、計算量3、目安11分。独立試行の積と、ちょうど2人を選ぶ組合せを正確に組み合わせる基本問題である。直接数える方法と二項展開の係数による方法で同じ式を得た。(1)は与えられた常用対数による近似、(2)は正確な確率を区別して記した。
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出典: 北海道大学 1981年度 前期 文系 第4問(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。