第 k 番目の袋が選ばれたとき、1回の取り出しで赤が出る確率は k/n で一定である。選んだ袋を固定したまま6回戻し入れながら取り出すので、条件付きでは二項型の確率になる。袋の選択は等確率なので k=1 から n まで平均し、1/n∑F(k/n) の形に直して区分求積法で極限を定積分にする。最後に20∫01x3(1−x)3dxを展開して計算する。
解答
第 k 番目の袋には赤い球が k 個、白い球が n−k 個入っている。合計は n 個なので、この袋が選ばれたとき、1回の取り出しで赤が出る確率は nk であり、白が出る確率は 1−nk である。
選ばれた袋で、取り出した球を毎回もとに戻して6回くり返すから、袋を固定すれば各回の確率は同じである。したがって、第 k 番目の袋が選ばれたという条件のもとで赤がちょうど3回出る確率は6C3(nk)3(1−nk)3である。
袋は n 個から等確率に選ばれるので、全体の確率 Pn はこれらの平均である。よってPn=n1k=1∑n6C3(nk)3(1−nk)3である。ここで 6C3=20 だからPn=n1k=1∑n20(nk)3(1−nk)3となる。
第 k 番目の袋を選んだとき、赤がちょうど3回出る確率は20(nk)3(1−nk)3.したがってPn=n20k=1∑n{(nk)3−3(nk)4+3(nk)5−(nk)6}.正の整数 r に対するべき和の極限n→∞limn1k=1∑n(nk)r=r+11を各項に用いるとn→∞limPn=20(41−53+21−71)=71.