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北海道大学 1981年度 前期日程 第2次学力試験文系数学 第3問

a1a4 を満たすとき、2つの放物線C1:y=1ax2x+a,C2:y=6a2x26ax+aで囲まれる図形の面積の最大値、最小値、およびそのときの a の値を求めよ。

難易度5/ 10計算量4/ 10目安16

積分図形と方程式関数 面積計算微分による最大最小、計算整理

方針

2曲線の差を因数分解して交点と上下関係を決め、差を 0 から a まで積分する。得られる面積を a の2次関数として平方完成し、頂点と端点を比較する。

解答

2曲線の差はC1C2=a6a2x2+6aax=6aa2x(ax).したがって交点の x 座標は 0,a である。1a4 では 6a>0 だから、0<x<aC1 が上側にある。

a=3 の場合を例にすると、囲まれる領域は次のようになる。

面積を S(a) とするとS(a)=0a6aa2x(ax)dx=6aa2[a2x213x3]0a=a(6a)6.平方完成するとS(a)=16(a3)2+32.よって最大値は a=3 のとき32.またS(1)=56,S(4)=43だから、最小値は a=1 のとき56である。

別解

解法2(放物線型の隙間の底辺と高さを使う)

方針

縦方向の隙間が kx(ax) という放物線になることに注目する。この放物線下の面積を底辺 a と最大の隙間から求め、最後は積の形 a(6a) を平方完成して評価する。

解答

2曲線の縦方向の隙間はD(x)=6aa2x(ax)であり、x=0,a で0となる。最大の隙間は x=a/2D(a2)=6a4.一般に、区間 0xahx(ax) のグラフ下の面積は、底辺と高さを使って23aha24である。実際、x=au とおけば0ahx(ax)dx=ha301u(1u)du=ha36,となり、上の式と一致する。

したがって今回の面積はS(a)=23a6a4=a(6a)6.ここでa(6a)=9(a3)2だから、1a4 で最大は a=3 のときである。また 3 から最も遠い端点は a=1 なので最小は a=1 のときである。よってaS(a)最大332最小156

総評

難度5、計算量4、目安16分。差の因数分解で交点と上下を同時に決めることが出発点である。通常の定積分による方法に加え、2曲線の隙間自体が放物線になることを使う幾何的な見方を示した。端点比較を省かず、最大・最小をとる a も明記した。

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出典: 北海道大学 1981年度 前期 文系 第3問(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。