方針
漸化式 は, と で形が変わる。 では一定値 を引いて等比数列に直す。(2)は定義から であることをまず確認し,(1)で求めた を和にする。 の場合を別に扱い, では等比数列の和を丁寧に整理する。
解答
(1)
まず の場合を考える。このとき であるから である。
次に とする。漸化式 の一定値を とおくと である。これを解いて を得る。したがって である。これを繰り返すと となる。ここで であるから, である。
以上よりである。
(2)
定義より であるから である。 のとき,(1)より なので である。 のとき,(1)よりである。ここでだから である。
したがってである。
別解
解法2(漸化式を順に展開)
方針
漸化式へ前の項を繰り返し代入して、を有限等比和として直接表す。(2)ではとし、得られた式を和にする。だけは等比和の分母が0になるので分ける。
解答
(1)
漸化式を順に展開するとならである。なら有限等比和よりしたがってである。
(2)
、よりである。ならなら(1)の式を代入してよってである。
総評
一次の漸化式とその和を処理する問題である。目安時間は16分。 では一定値を引く方法の分母が0になるので,必ず別に扱う必要がある。 では定数 を引いて等比数列化するのが最短である。(2)は が の部分和であることを確認してから, の和を丁寧に整理すればよい。負の も許されるため,偶奇で余計な場合分けをしないことも大切である。 2解法の結論を相互照合し、条件範囲、端点、等号条件、符号を確認した。 図は立式の対応関係を示すための解説図であり、数値結論には依存しない。