方針
2次関数の2階差 が常に になることをまず計算する。 なので、中央の値 は両隣の平均より大きい。この性質を集合 に当てはめると、中央に来られるのは最大値 だけである。残り2値の和から を求め、最後は指定された との差分で を順に決める。
解答
(1) である。したがってである。
(2)
(1) を に適用すると である。 だから である。
集合 は と一致している。この3つの数のうち、他の2つの平均より大きい値になり得るのは最大値 だけである。実際、 は最小値なので不可能であり、 なら他の2つ の平均が で、厳密な不等号に反する。よって である。
残り2つの値は と であるから である。したがってより である。
(3) 、 であるから である。一方、 を用いるとである。よって から を得る。
また より である。整理して すなわち である。条件 と が整数であることから であり、これを満たす整数は だけである。したがって である。
別解
解法2
方針
を中心に と置き、二次関数を と表す。3値の大小と中央二階差から と を決め、指定値を に代入して係数を戻す。
解答
(1)
二次関数の中央二階差を展開すると(2) とおくとすなわち である。集合 は
に等しい。 は上の不等式を満たさず、
なら残る2数の平均が となって等号になってしまう。よって残る2値の和は だから(3)
とおけば、ある実数 によりと書ける。 を代入してしたがって展開して は整数で だから より 。ゆえにこのとき で、指定条件を満たす。
総評
2次関数の2階差の符号を、集合の大小関係に結びつける問題。最大の採点点は、 から が両隣の平均より大きいと読み、 を論理的に示す部分である。単に「最大だから」と書くと理由が不足するので、 の場合は平均と等しくなり不可能であることまで触れるとよい。(3)は差分で 、代入で を出し、最後に と整数条件で に絞る流れを崩さないこと。 通常の係数差分と、 を原点に移した局所表示の2通りを示した。集合の3値を単に並べ替えるのではなく、中央二階差が負であることから中央値を一意に決める。