方針
直線 をまず方程式 に直す。反射では、直線に関して原点を対称移動した点 を求めると、反射後の光線は と反射点 を結ぶ直線上にある。したがって が 上にある条件 を使い、方向ベクトルを として表す。
解答
(1)
直線 は で表されるから、座標で書くと である。すなわち である。
原点 からこの直線に下ろした垂線の足を とする。直線 の法線ベクトルは なので、 は と書ける。これを直線の方程式に代入すると より である。したがって である。原点と対称な点 は を中点にもつので である。
(2)
反射の法則より、直線 に関して原点 を対称移動した点 から点 へ進む直線が、反射光を含む直線になる。したがって方向ベクトルとして を取ればよい。 は直線 上にあるので である。よってとなる。したがって、例えば を取ればよい。
別解
解法2
方針
直線の単位法線方向へ原点を射影して鏡像を求める。別の見方として、入射方向ベクトルを直線の法線に関して反射させ、その成分が と平行になることを確認する。
解答
(1)
はで、法線ベクトルを とする。点 のこの直線に関する鏡像はである。原点を代入すると(2)
である。鏡像法により、反射後の直線は と を通る。したがって、その方向ベクトルとしてを取れる。
実際、原点から への入射ベクトルを直線 の法線成分と接線成分に分けると、反射では法線成分だけが反転する。この操作は始点 を鏡像 へ移すことと同値なので、上の は反射の法則を満たす。
総評
反射を対称点で処理する幾何ベクトルの問題で、想定時間は18分程度。入射角と反射角を直接追うより、反射点を通る直線を「対称点 と を結ぶ直線」と見るのが最短である。(1)では垂線の足を出してから2倍する流れにすると、符号ミスを防げる。(2)は が直線 上にあるため、 を必ず使って だけで表す。