方針
(1) は角 を,点 から出る二つのベクトル , の内積で表す。(2) は を代入して平面 の法線ベクトルを求め,原点を通る平面への点 の正射影を計算する。射影では, とおいて が平面上にある条件から を決める。
解答
(1)
点 は である。したがってである。
内積と大きさを計算すると またよって だから 両辺を二乗して より なので である。
(2) のときである。この二つに垂直なベクトルとして を取ることができる。実際,これは と の外積である。
平面 は原点を通り,法線ベクトルが であるから,方程式は である。点 からこの平面へ下ろした垂線の足を とおく。 が平面上にあるためには である。したがって である。ここで だから よってしたがって である。
別解
解法2
方針
(1) は三角形 の辺の長さだけで余弦を求める。(2)は を代入した平面の方程式を直接作り、垂線を媒介表示して足を決定する。
解答
(1)
三角形 の辺の長さは余弦定理よりこれが に等しいからよって であり、 からである。
(2)
のとき、平面 は 軸を含むから、その方程式をと置ける。点 を通るのでしたがって平面の方程式はこの平面の法線方向は だから、 を通る垂線をと表す。平面上ではよって 、 である。したがって垂線の足はである。
総評
空間ベクトルの内積と射影を使う標準問題である。所要時間は12分程度。(1) は角の頂点が なので, ではなく と を使う点に注意する。(2) は平面の法線ベクトルを求めれば,垂線の足は正射影で機械的に出せる。外積を使わない場合でも, と の両方に垂直なベクトルを一つ見つければ十分である。